【レビュー的な】ZEN Camps/火消し袋 アッシュキャリー

ギアレビュー

開封

 到着して、Amazonの段ボール箱から取り出した時点での包装。

 生地はシリコンコーティングのお陰か、すべすべツルツルしています。
 使用方法と注意の書かれた紙とセットで入っています。

 底部を押し広げて……

 袋の口を折り曲げて自立させてみます。
 普段使っている、高さ30cmくらいのアルミ製火消し壺と同じくらいの容積がありそうです。
 糸に少し解れがあるので、伸びている糸はライターで焼き切っておきます。

 せっかくなので、フリント式のガスライターで折り返した生地の内側から炙ってみます。
 5秒ほど炎を当てたところで生地から煙が上がったので、炎を止めて生地を観察。

 内側のコーティングが溶けたか蒸発したかした跡が見られます。
 JTのライターQ&Aのサイトによれば、ガスライターの炎の温度は800~1,000度になると説明があります。
 黒炭の燃焼温度は800度前後、火吹き棒で煽って1,000度程度まで上昇するようです。
 そして、焚き火の温度は最高で800度程度で、熾火になって600度前後。
 焚き火が終わって1時間も経てば400度以下まで下がるようですから、そのくらい時間が経てばこの火消し袋に入れても大丈夫だろうと予測を立てています。

 これで、火吹き棒・焚き火シート・火消し袋でZEN Campsの製品で揃えました。
 せっかく軽量・薄型の焚き火台を使っているのですから、それに合わせて使うギアも同じように軽くて薄い物で揃えたい。
 その内ファイアスターターも買って、薪バサミ以外の焚き火ツール一式を同じ会社で揃えるかもしれません。
 薪バサミは、ベルモントのULhibasamiを使います。

デイキャンプで使用

 それでは、焚き火が終わって、まだ所々赤い箇所の残っている炭をアッシュキャリーに投入していきます。

 おおよそ2時間程度、調理しながら燃やした薪の量は約4kg程度でしょうか。
 火吹き棒で空気を送ると、下の方が赤く赤熱します。
 中途半端な熾火の状態ですので、先の情報から高く見積もって600度程度はある、と思われます。

 この半熾火状態の炭をアッシュキャリーに流し込みます。
 ベルモントのtabiの脚を持って傾けると、袋の簡単に流し込む事ができますが、もう少し開口部が大きいと、もっとスムーズに流し込める事でしょう。
 写真ではそれ程煙は上がっていませんが、実際はもっと大量に煙幕が出ていました。
 初めて使用する時には、本当に大丈夫かと疑問に思ってしまう量です。
 煙幕を出し続けていると他のキャンパーに迷惑になりますから、急いで袋の口を閉じます。
 袋自体も当然熱くなりますから、口を閉じる際は焚き火グローブが必須です。

 炭を投入した直後は、アッシュキャリーの底からも煙が立ちましたが、袋の口を閉じて酸素を遮断すると数分で煙は落ち着きました。
 この後、タープやチェアを撤収した後に袋の底を触ってみましたが、素手でもカイロを触っている程度の熱を感じました。
 説明書にある通り、大体鎮火した状態の薪や炭を入れれば安全に処理する事ができます。
 燃えている状態の薪や炭を入れない限り火傷をする事はないでしょうし、袋自体が燃えたり溶けたりして破けるという事もないでしょう。

 ほんのり暖かい状態で、スズキ・アルトの荷室に乗せます。
 アルミやステンレス製の火消し壺に比べて、熱の冷める時間が明らかに短いと感じました。
 金属製の火消し壺の場合は火消し壺自体が熱を持ってしまって、うっかり触ると火傷してしまいそうになるのですが、布製であったり今回の消し炭の量が少なかったりした為か、そのような事はありませんでした。

 帰宅して、投入した消し炭をゴミ袋に移しました。
 仲を覗き込んでも、特に溶けたり破けたりした様子は見受けられません。

 最も熱を受けたであろう底部。
 外見にも特に異常は見られません。

 半熾火状態の炭を入れた際に煙が上がった時は大丈夫かとも思いましたが、初回は特に異状なく使用する事ができました。
 使い勝手は金属製の火消し壺と大差はありませんし、収納性や放熱性といった部分では金属製の物よりも性能は良い、と私は思いました。

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 Amazonで検索すれば、2,000円程度で同じような火消し袋が購入できます。
 ただ、性能的にZEN Campsの製品と同じかというと、使っていないので分かりません。
 私が今回購入したのはMサイズですが、開口部が小さくても灰や炭を注ぎやすい箱型やウッドストーブのような焚き火台であればSサイズでも事足りそうです。
 逆に、ベルモントのtabiやスノーピークの焚き火台Sに近いサイズの焚き火台なら、Lサイズでも過不足なく使用できると思いました。
 どのサイズも中身がなければガラス繊維の布製の為折り畳む事ができ、キャリーバッグやログキャリーなどのちょっとした隙間に差し込み、スマートに持ち運ぶ事ができます。
 中身があっても火消し壺よりも小さく収納できますし、中の消し炭も楽にゴミ袋に捨てられます。

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