って、事でソロキャンプする時、「どんな行動をして、どのくらいの時間がかかるのか」について、実際の様子を交えて紹介していきます。
今回は前の日夜遅くまで仕事をして、2連休を使ってのソロでのオートキャンプになります。
時程としては、午後の遅めの時間に出発して翌日、午前中の早い時間帯に撤収する感じになりました。
時間は大体の目安です。
1日目は晴れていたのですが、2日目は朝から霧雨が降り、お昼前から小雨が降ると事前に天気予報で把握していたので、2日目の早い時間帯に天候が崩れる事込みでの行動になります。
1日目
15:00 出発
色々と用事を済ませて、キャンプギアを車に詰め込んで出発。
ギアは前日までにキャリーバッグやコンテナに積載しておきます。
15:20~ 買い物
道中のスーパーで買い物。それから、ホームセンターで薪も購入。
食材・その他が約2,200円、薪が8kg×2束で約1,600円。
16:20 到着、設営
行き付けのキャンプ場について設営開始。
今回も福島県いわき市西側にある、夏井川渓谷キャンプ場。
炊事場とトイレ完備、無料でチェックイン・チェックアウトも自由。
今日は平日という事もあり、設営開始時に他にキャンパーもおらず貸し切り状態です。
このまま他のキャンパーが来なければ、明日の朝に早朝焚き火ができます。
今日はタープ泊にする予定だったので、荷物はこのくらいになりました。
左側に薪やペグケースをまとめて入れたダルトンのログキャリー。
薪は今回購入した分に加えて、前回の余りがあるので大体20kgくらいあります。
中央の上から、テーブル類を入れたアソビトのバッグ。
同じくアソビトのコンテナトートバッグにはクッカーやスキレット、バーナーに調味料類。
サーモスの保冷バッグには、食材や予備のキッチンペーパー、ランタンを収めてあります。
右側のアソビトのログキャリーにはタープ本体、チェア、ゴミ箱、寝具など。
フィールドアのアルミポールは付属のケースで。
17:00 設営終了
設営途中で休んだり、コットで横になってタープの高さをチェックしたりして、今日の拠点の設営が終了。
早速、焚き火を起こして早めの夕食作りを開始します。
メスティンの底に、アルミホイルに乗せたウッドチップを入れます。
その上に、アルミトレイを設置して、簡易的な燻製器として使います。
ちなみに、今回初めてメスティン燻製を行います。
燻製の具材に水分があると上手くいかないらしいので、ブロックベーコンをキッチンペーパーで包んで焚き火の下で放置。
短時間ですけれど、せめて表面の水分を取っておきます。
その後、ベビーチーズと一緒にメスティンの中に入れて、ガスバーナーで熱燻を行います。
ベビーチーズは溶けてしまうので、完全に剥かずにアルミホイルを器として残しておきます。
ベーコンは量が多すぎたので、重ねて置いておきます。
別に焼く訳ではないので、別に大丈夫でしょう。
最初に強火でウッドチップから煙を出させて、後は弱火で10分程度燻します。
燻製時間は短かったものの、良い色になりました。
ただし、チーズは溶けているので、少し冷ましてから取り出すとアルミホイルから上手く取り出す事ができます。
他にもマシュマロを焼いたり……
冷凍ホウレンソウのコンソメスープを作ったりして、長時間の夕食を楽しみます。
他にはYoutubeで怖い話や山の事故の開設動画を流しながらkindleを読んだり、焚き火に薪をくべてぼんやりしながら、川のせせらぎを背景に過ごします。
ここまで他のキャンパーはやって来なかったので、明日の朝は寝起きから焚き火できます。
18:45 猫が来る
突然、背後から「クキュ」という高めの声が聞こえました。
ガスバーナーの不具合でも起こったのか、振り返ると……
恐らく、近隣民家の飼い猫と思われる子がタープの中を伺っていました。
「ウニャウニャ、ウナナナ」と細く高い声で鳴きながら、周回しています。
威嚇するような声ではないし、飛び掛かって襲ってくるような様子もないので、危険なタイプの猫ではないでしょう。
多分、夕飯の余りを貰おうとやって来たのでしょうが、変に餌付けして他のキャンパーにも迷惑を掛けたり、猫にとって有毒な食材を食べさせたりしてしまう可能性があるので、お家にお帰り、と手で追い払います。
その後、数十分置きにタープの周りを歩いていたので、このキャンプ場はこの子の縄張りとして認識されていたのでしょうか。
20:00 飲み始め
この時間帯からお酒を飲みます。
あまりアルコールに強くないので、度数の低い缶チューハイを、更に道中で買ったコーラでカクテルします。
焚き火をすると灰が飛び回るので、実は飲み物はペットボトル飲料の方が便利だったり。
うっかりテーブルに躓いて飲み物をこぼしてしまうという事態も起こりにくいです。
キャンプに限らず、細かい砂や落ち葉などが舞い散る環境では、蓋のできるペットボトル、水筒、金属ボトルに頼りましょう。
21:00 就寝
ソロキャンプは何かと疲れが溜まります。
準備に移動、設営や調理、焚き火のお世話、猫の相手といったことを1人でしますから、夜更かししようと意気込んでも結構早くに眠気に襲われます。
焚き火に薪を組んで少しの間燃え続けるように、尚且つ炎が燃え上がってタープやその他のギアを燃やさないように調整して、シュラフに潜り込みます。
時々、猫が近くを通り過ぎて焚き火に近付き、薪が爆ぜると暗闇に戻っていきました。
2日目
05:00 起床、焚き火
夜早く寝たという事は、朝早く起きてしまうという事です。
春といっても朝方は冷え込みます。
シュラフから出たら、まずは焚き火を起こす。
昨日、最後にくべた薪が燃え残っていますが、それ以外はほとんど真っ白な灰になっていました。
1日目に燃やした量は大体14kg、途中で炭や薪の除去は行っていないので、この焚き火台の燃焼効率は恐ろしい物があります。
火吹き棒も、2日間で10回未満の使用でした。
今回使用した焚き火台はこちら
05:30 焚き火と朝ご飯
昨日あまったマシュマロを火炙りにしつつ、朝食を作ります。
使用するのは、あえるパスタソースのミートソースと煮込みハンバーグのタネ。
まずは、スキレットに多めにオリーブオイルを引いて、加熱。
ササッと両面に焼き色が付くまで軽く焼き上げます。
そこに追加でオリーブオイルと、ミートソースを投入。
ついでに粉チーズなどを掛けて、蓋をしてしばらく放置。
中を割ってみて火が通っていれば、美味しくいただきます。
怪しければ、また蓋をして数分放置してから、いただきます。
ここから、焚き火用の薪がなくなるまで、霧雨がタープを濡らす音をしながら過ごしました。
昨日の猫は、今日は来ませんでした。
08:00 撤収開始
まずは、焚き火をアッシュキャリーに移します。
今回は余っていた薪と新たにホームセンターで購入した薪2束の都合20kgの薪を燃やしましたが、ワイヤーフレームソリッドの燃焼効率が恐ろしく高い為に、ほとんど灰になってしまいました。
リングメッシュの隙間から灰が落ちて焚き火シートの上に広がっています。
風に飛ばされたり舞い上がったりして空の向こうへ跳んで行ってしまった分もありますが、シートの上の灰を集めればマグカップ1杯分くらいになるかと思います。
一度、フレームからステンレスメッシュ火床を外して、焚き火シートの上に乗せて……
火床から焚き火シートに炭と灰を移して、地面に与えるダメージを少なくする為に、素早くアッシュキャリーに流し込みます。
アッシュキャリーはポールハンガーに引っ掛けて、撤収作業の間に冷ましておきます。
今回出た燃えるゴミは、ステルスエックスミニ1台分程度です。
他にはチューハイの缶が1本、ペットボトルが2本。
ちゃんと片付けて、持ち帰りましょう。
シュラフやコット、テーブルにタープの撤収作業を始める少し前に霧雨が降り始めました。
急いで撤収作業を進めたいところですが、慌てて作業をしてギアを乱暴に扱ったり、無駄に濡らさないように順番を決めて行います。
まずは、シュラフ、コットやマット、チェアにゴミ箱をを専用のケースやバッグへ収納して、薪バックの中に収めて車の後部座席に滑り込ませます。
この時にテーブルやフィールドラックがあると、荷物置きとして使えるのでとても便利です。
次に調理器具や小物類をコンテナトートに入れて、保冷バッグにキッチンペーパーや濡らしたらまずい物を収めて車に格納。
その後、テーブル類を撤収してから、タープ下の荷物を無くしてからタープ本体を撤収します。
時折、小粒ほどの雨が降ったのでしっとりと濡れたタープは、丸めて置かずに平畳みして空いているスペースに乗せます。
後々広げて乾燥させたり土汚れを落としたりしますから、ある程度広げやすいようにしておきます。
ポールとペグもちゃんと回収して……
ガイロープやペグの本数をチェックして、抜き忘れがないかチェックします。
ロープは長さ毎に、分かるようにしておくと次回の設営をスムーズに行えます。
09:00 撤収完了
車に乗る前に、もう一度サイトを確認して、忘れ物がないかチェック。
何もなければ、エンジンをかけて事前に調べた観光名所に寄ったり、温泉に入ったりしてから帰宅します。
コメント