記念すべきかどうかは置いておいて……
このブログ最初の記事はタイトルの通り「これから暖かくなってきてから、自動車やバイクでのソロキャンに挑戦したい」という方に向けた記事になります。
初心者の方の参考になれば幸いですし、ベテランの方の息抜きにもなるでしょう。
さて、キャンプと聞いて何を思い浮かべたでしょうか?(だいぶ写真で誘導している気もしますが……)
山の中やキャンプ場で、テントを張って焚き火をして……、といったイメージを思い浮かべたかと思います。
そのイメージは大体正しく、そこに出てくる道具は大体必要な物です。
それをメモ帳なんかに書き出しましょう。
そして、次の見出しから解説する物と突き合わせて、持っていく道具を色々と考えましょう。
最低限必要な道具
とりあえず「これだけあれば野外で寝られるよ」って言う道具たち。
逆に言うと、これに道具を追加していくと「より快適に野宿できるよ」って事です。
テント
必ず、張り網(ガイロープ )が張れるテントにしましょう。
私は張り網の付けられないテントを買って1泊したところ、設営の段階からテントが変形したり、潰れたりしました。
日常生活に当てはめると、横殴りの強風に寝室が押し潰されそうになった、という事です。
つまり、テントとメインポールは壁と屋根であり、張り網はそれらを保持する支柱なのです。
なので、絶対! 安全の為に! 張り網の付いているテントにしましょう。
そして、経験を積むまでは必ず張り網をペグダウンしましょう。
コールマンやモンベル辺りから出ている2万円程度のテントがちょうど良いでしょう。
とにかく安くてある程度の機能性を持つテントなら、ワークマンやネイチャーハイクのテントもあります。
張り網の次に大事な事なのですが、見た目の良いテントを使っていると楽しくなります。
値段と見た目で迷ったなら、私は見た目を優先します。
とはいえテントは高い買い物ですから、実店舗で確認したり、AmazonのVRに対応しているなら活用したりしましょう。
グランドシート
テントに付属している場合もありますが、百均のレジャーシートやブルーシートでも代用できます。
目的はテントの底を保護したり、浸水対策です。
なので、汚れが気にならなかったり、次の日の朝に乾燥させるつもりなら必要は無いでしょう。
しかし、キャンプ場では地面は凸凹ですし、小枝や小石、他の人の残した炭やペグなどが放置されている場合もあります。
必須ではないけれど、あればずっと快適になる縁の下の力持ち的な存在です。
他にも、撤収時の荷物置き場にも使ったりします。
ハンマー
そこら辺の石でも代用できる……、とは言え、専用のハンマーがあるとペグダウン、ペグの打ち込みの難易度が劇的に楽になります。
ホームセンターのゴムハンマーでも使えますし、キャンプ用のハンマーならペグ抜き用のフックが付いていたりします。
毎回ペグダウンするのですから、使いやすい1本を。
寝袋(シュラフ)
春から初秋に使える寝袋だと、大体化学繊維のシュラフがお求めやすいお値段だと思います。無理して高いダウンのシュラフにする必要も薄いでしょう。
化繊シュラフにも、モンベルのエクセフロストという凄い繊維を使用したバロウバックシリーズから、ダイソーの1,000円シュラフまで幅広いシュラフがあります。
使いたい季節の最低気温より5度低い温度に対応しているシュラフにしましょう。
あなたが寝るのは家の寝室ではなく、薄い布で囲われただけの屋外ですから、そのくらいの念の入れ方は必要です。
マット
銀マットや空気を入れるエアマット、中にウレタンが入っていて半自動で膨らむインフレータブルマットなんかがあります。
ただ、銀マットは薄手の物が大半で、あんまりお勧めはしません。
できれば2.5cm以上の厚みのあるインフレータブルマットが良いでしょう。
3,000円くらいのインフレータブルマットなら、キャプテンスタッグやバンドッグ、モンターニュ辺りのメーカーから発売されています。
楕円形より長方形型の方が寝やすいでしょう。
枕(ピロー)
意外と枕が変わると人の眠りは浅くなります。
家から持っていっても良いですし、屋外用のインフレータブルピローを用意しても良いでしょう。
チェア(orピクニックシート)
ほとんどパチノックス、いわゆるヘリノックスのチェアの模倣品です。
ヘリノックスは高い代わりに軽量だったり頑丈だったりしますが、やはり高い。
コールマンやスノーピーク、ユニフレーム辺りも個性的なデザインのチェアを出しています。
ただ、手荷物を減らしたいならピクニックシートや帆布のレジャーシートでも良いでしょう。
地面の状態が芝生や柔らかい土であれば、シート越しに地面に座るお座敷スタイルでも不足は無いです。
ランタン
夜はかなり暗くなります。
街中の公園よりも、ずっともっと暗くなります。
遮光カーテンを引いた真夜中の部屋くらい、かな?
何しろ光源がランタンか焚き火か、キャンプ場に設置された街灯しかありません。
街に近い、または街外れのキャンプ場ならある程度の灯りはありますが、それでも暗いのです。
デザインの気に入ったランタンが1つあると、夜中にトイレに行ったり、散歩したりする時に大いに助かります。
軍手
テントを立てたり小枝を拾ったり、ナイフを使う時に必要です。
枝が指に刺さったりポールと金具に皮を挟んだり、細かい怪我を防止できます。
屋外ですから、なるべく怪我は防止しましょう。
牛や豚の革グローブなら、後で説明する焚き火台を使う時にも役立ちます。
大きめのバッグorリュック
上述の道具たちを持っていく容れ物となります。
それに、テントやマット、チェアのケースは意外と散らばるものですから、まとめて置く為にも必要です。
もし、普段使いの大きなバッグがあって汚れても大丈夫なら、それでも良いでしょう。
場合によっては遠くへ出かける冒険になりますが、結構、普段使いの物でも何とかなる物です。
タオルやキッチンペーパー
顔や手、体を拭くのに必要になります。
何かしら調理した後始末や、テントの朝露を拭くのにも使えます。
他には、
・歯ブラシ
・モバイルバッテリー
・替えの靴下や下着
……があると良いでしょう。
食事に関しては、コンビニのご飯でも大丈夫。
飲み物もペットボトルの方が砂やゴミが入らずに、安全に飲めます。
2リットル以上あれば何とかなるでしょう。
500ミリリットル2本と、大容量のペットボトル1本、これが一番大きくて重い荷物になるかも知れませんね。
さて、もしメモ帳に「執拗な物」を書き出していたなら、どの程度被っていたでしょうか?
上に書いた物がメモ帳にあったなら、あなたは立派なキャンパーだ。
そうじゃなくても、あなたは運が良い。
充分な準備をするキッカケになるだろう。(中華ソシャゲ並の感想)
あると快適な道具+α
上の「最低限必要な道具」に加えて、これらもあると「もっとアウトドアが楽しくなるよ」って道具たち。
テーブル
チェアの高さに合ったテーブルを1台、脇に置いておくとそれだけで雰囲気がグッと高まります。
天板はアルミの物が良いでしょう。
布だと撓むし、バーナーやコッヘルを使う時に不便です。
私はフィールドラックをテーブル兼荷物置き場兼薪置き場としています。
クッカー類
アルミかステンレス製の鍋とカップがセットになったような、そんな感じのコッヘルがお勧めです。
メスティンも良いですし、見た目で選んで良いでしょう。
中に調味料やバーナー類を収納できます。
ガスバーナー
これも見た目で選んで良いでしょう。
たぶん、調理する時の主役に匹敵する道具。
初心者に限らず、必ずガスパーナーとガス缶のメーカーは揃えましょう。
工業規格でガス缶の寸法はほとんど一致しているのですが、ほんの僅かに1mmくらいの差で異なります。
ガスバーナーと金属製のクッカーがあれば、お湯を沸かせるので温かい飲み物や食べ物を用意する事ができますから、キャンプの質がより高まります。
食器・カトラリー・ナイフ
家から持っていけば無料ですけど、アウトドアショップで気に入ったデザインの物があれば、ぜひ使いましょう。
それだけで料理の味が少し美味しくなります。
美味しく、楽しい食事は、またキャンプをしたいという原動力になります。
ウォーターキャリー
天然水やミネラルウォーターの2リットルの空ペットボトルを、そのまま使えます。
何より軽くて、安い。
専用のウォーターキャリーなら、エバニューの製品が良いでしょう。
蓋と本体が繋がっていて紛失防止になるし、本体を畳んでおく為のゴム紐も付いてくる、お得。
ウォータージャグも利便性はありますが、個人的にはロースタイルで置き場所が無い為、使っていません。
焚き火台
これも見た目で……、と言いたいところですが、ある程度の大きさが合った方が便利です。
市販の薪を乗せられる事、焚き火調理もしやすい事から、あまり小型の焚き火台はお勧めしません。
ライター類
焚き火に着火するのに必要……、だけど、バーナーでも機能としては代替できます。
私はファイアスターターを使っていて、ガスライター類はほとんど使用していません。
薪置き
ピクニックシートやレジャーシートの上でも充分ですが、夜露や地面からの湿気で薪を濡らさない工夫が欲しい。
本格的な薪置きラックじゃなくてもユニフレームのフィールドラックの上に置くだけでも、格段に良くなります。
フィールドラックなら、昼間はテーブルとしても使えるし。
ゴミ箱
ビニール袋をそのまま置いておくよりも、何か容れ物にセッティングした方がキャンプサイトが格好良くなります。
ホームセンターの適当な収納ボックスでも良い。
あ、DODのステルスエックスなんて、他の人と被らないし、テーブルになるし素晴らしいゴミ箱ですよ。
私はステルスエックスミニにカトラリーケースやキッチンペーパーホルダーをぶら下げています。
でも、立派なゴミ箱は、高い。
タープ(+ポール)
慣れてくると欲しくなる道具。
コールマンのツーリングドームやワークマンのツーリングテント以外だと、前室って結構狭い。
それを、タープで補強しようって事です。
まずはポリエステルの軽い物で良いでしょう。
ポリコットンやコットンは嵩張るし、重くなります。
ポールはフックを付けてランタンポールや小物を掛けておく場所にもなりますから、単なる棒以上に価値があり、とても便利です。
Youtubeや Instagramで気になった道具
実際に使っている動画や画像を見ているのだから、投稿主みたいに格好良く使いたい、映えるサイトを作りたい、という欲求は大事。
むしろ、そうして憧れの道具を現地で使ってみる事で、キャンプのノウハウを積めると私は思います。
失敗しても良いじゃない、次に上手くやれば。
終わりに
ちなみに私の初キャンプの装備は覚えている範囲だと、
・キャプテンスタッグのツーリングテント(張り網無し)
・キャプテンスタックの夏用封筒型シュラフ(夏用を2枚重ねして使用)
・銀マット
・フィールドアのパチノックス
・キャプテンスタッグのアルミロールテーブル
・ジェントスのランタン
・コールマンのパックアウェイソロクッカーセット
・適当なカトラリーとコップ
・SOTOのウインドマスター
……でした。
これで3月の東北南部でギリギリのキャンプができたので、余程の事がない限りは大丈夫だと思います。
まずは軽く行ってみて、無理そうなら車に避難したり、日暮れ前に早めの撤収をしても良いのです。
そして、できればテントの中で一晩過ごして「他に何があったらもっと快適(便利ではない)に過ごせるか」を考えましょう。
文字だらけになりましたが、ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
今回は初めての投稿という事で少し張り切りました。
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