定価9,680円のところ、メルカリで大体半額の5,200円だったから、買っちった。
開封
簡単な包装のされた外見。
なんやかんや今まで使っていた斧…、ではなく実は鉞(まさかり)だった手斧はカバー付きの裸で店頭に並んでいた物だったし、こういうちゃんとした梱包のされた大きめの刃物というのは買うのは初めてかもしれない。
よくファイアーエムブレムで蛮族が使っていそうな見た目をしている(偏見)。
見た目と言い重さと言い、片手で振るに最適であるし、鉞を使う上で気を付けなければいけない「先端に重量が集中している為、振り方を間違うと自分の脚に突き刺さる」危険は少なそう。
ちなみに、今まで鉞で薪を割っていたけれど、ちゃんと薪を地面に置いて、私も地面に膝を付いて振り下ろしていたので、特に自傷するという事態にはならなかった。
振り下ろした斧の刃で自傷する危険性で言えば、大振りの斧よりも小振りの鉞や手斧の方が、柄の長さが短い分だけ自分の体に近いから、大きいように思える。
5mmの一枚板の刃を、木材で挟んだ構造。
いわゆるフルタング構造だから頑丈さは抜群なのだけど、刃と柄で重量のバランスが取れているから片手で振っても安定感は高い。
手持ちの鉞を始めとする斧類は先端に重量が集中しているから、先端の刃から柄、腕を経由して自分の体、といった具合に丁度手を対称の中心として振り下ろさないと狙いから外れやすい気がするけれど、これなら片手で薪に刃を食い込ませて、バトニングの要領で簡単に薪を割れそう。
柄の下部にはストラップを付けられそうな丸穴があります。
落下防止や滑り止めを兼ねて、細いガイロープを通しておくと良さげ。
収納シースのベルトに付けるアタッチメントは、結構硬い印象。
シースの作りと合わせて、あまり太いベルトに付けると破損しそうな感じがする。
もう少し柔らかい金属なら安心して、ベルトなどに引っ掛けられそうではある。
その内、専用のシースを自作してみたい。
収納ケースの一部分に解れ、というか摩耗して裂けたような部分がありました。
とはいっても、刃物の性能に影響する部分ではないし、使っている間に同様の状態になる箇所でしょう。
ほとんど半額で買えたのですから、この程度の事は安い物です。
実際の使用感
ひとまず、デイキャンプの焚き火の際に使用してみました。
ホームセンターで1束800~900円程度で売られている薪を割ってみます。
下に敷いてあるのは、防弾素材で作られた薪割台で、木製の物に比べて軽くて耐久性も高く、カビの発生する事がない便利な品物です。
地面の凹凸を気にせず薪割りできるので、なかなか役に立っています。
一度振り下ろして、刃を巻きにめり込ませる。
そのまま薪割台に叩き付けて、刃を推し進めていきます。
甲高い音を響かせて、薪が2つに分かれていく。
そのまま真っ二つに。
斧や鉞に比べて叩く回数が多く、硬めの薪を割る事には向かないけれど、扱い易い。
前まで使っていた鉞に比べて比重が均等に分散しているので、重さを生かした分割は出来ないけれど、その分取り回しが良いので思い通りに振り下ろす事が出来て、ケガのリスクも少ない。
握り拳くらいの太さの薪なら問題なく分割できるし、細い枝なども斧に比べて簡単に処理できそうです。
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