試験結果と振り返り
去る7月27日に受験した危険物乙4試験の結果が、先日8月20日正午に発表されました。
消防試験センターの公式ページで受験番号など確認し、無事に合格していた事を確かめました。
実際の試験の最中に行った自己採点では、不合格か、合格しても各分野60~70点程度のギリギリ合格かと思いながら、昨日22日に届いた結果通知書の葉書を確認しました。
えぇ……(困惑)。
物理・化学と性質・消火の分野が満点となってしまいました。
結構ヤマ勘で答えた問題とかありましたし、試験中に迷って選択肢を変更した問題もあったのですが、まあ僥倖。
という事で、夜中の現在、送信用と返信用の封筒2枚を作成して、この記事を書いております。
今回の勉強時間は、本格的に行ったのは日付的には試験日3日前の7月24日から。
それ以外には、2週間前から時々解説動画を見たりスマホの資格アプリの問題をちょいちょい解いたり。
模擬問題は3試験分程度。
なので、実勉強時間は20時間程度となるでしょうか。
前回の試験を受けた際に問題の傾向は把握できていたので、そこを重点的に。
ただし、確実に出るであろう分子の重さや燃焼に必要な酸素量などは、すっぽり頭から抜けており試験の問題文を見るまで忘れていましたので、ヤマ勘で選択肢を選びました。
なので、結果として正解して満点でしたが、実際には物理・化学の分野は80点という事になります。
ともかく、これで免状申請できますので可及的速やかに、必要な封筒を送って受け取り手続きを進めていきます。
今後は、他の乙種免許や消防設備士の乙6を狙っていこうと思います。
使用したテキスト
前回の試験の2日前に購入して、のべ2周程度解いて苦手分野を確認する事に使用しました。
縦開きで、問題は問題、正解と回答はそれとページが分かれているので、つい解答が目に入ってしまうという事がない。
毎日短時間しか時間が取れない時に、寝る前に1回づつこなしていけば基本的な部分での実力は付くと思います。
それでも本試験の平均4割くらいしかカバーできないので、他のテキストと併用する事をおススメします。
背表紙には、主な第4類危険物の性質と危険物取扱施設の概要などが一覧としてまとめてあります。
ここだけ切り取って、日常での復習にも使えます。
なにより安い。
700円以下でこの内容なら、買っておいて損は無いと思います。
今回の試験3日前に購入して、模擬試験に当たる実力テストを第4回(全8回)まで解きました。
このテキストは見返し部分に危険物の性質、数量などが記載されています。
そこから序盤で試験の傾向や出題確率などが記されています。
このテキストの著者は、危険物講習の講師の方なのですが、年15回程危険物の試験を受けて対策問題を作成されているという事です。
なので、問題の内容については信頼を置いて問題ないと思います。
基本テスト部分を一通り読んだ後に実力テストを1回分行い、間違いや不安のあった問題を基本テストで振り返る、という使い方が良いと思います。
試験会場にお守りとして持ち込んだのは、このテキストでした。
とりあえず評判が良いので購入してみましたが、実際の試験を受けた感想としては、本当に10日で受かるか? という疑問符が浮かびます。
とりあえず断言できるのは、このテキストだけで合格できる、とは確実に言い切れません。
複数のテキストを使用する事を前提として勉強する方にはあまり関係がない話ですが、あまりお金を掛けずに合格したいのであれば「ホントによく出る乙4類危険物試験問題集」を繰り返す学習する方が良いと思います。
ただ、電子書籍版や丸暗記ノートを無料で使用できるQRコードが付いていますので、実質2.5冊分のバリューがあります。
基本的な事をこのテキストで勉強して本格的な試験対策は別のテキストで行うという方は買っても良いと思いますし、まずどんな内容を勉強するのか分からない方にも入門用としてはおススメできます。
実際に出題された問題をまとめた問題集。
問題の確度としては随一。
他のテキストだと原子の質量やら燃焼に必要な酸素量が載っていないのに、このテキストには載っている。
つまり、より細かい部分のケアができる問題集となっています。
試験を受けようと思ったその日に本屋で買うなりネットで注文するなりして、各章ごとに3周もすればほぼ不安なく本試験を受けられそうな内容です。
ただ、とにかく文章量が多いので、それで拒否反応を起こす方は多そう。
と、以上が主に使用したテキストとなります。
問題集と過去問が同梱されたテキストであればどれでも大丈夫だとは思いますが、個人的には、
「ホントによく出る乙4類危険物試験問題集」で基本的な部分を学習
「乙種4類 危険物取扱者試験」で本試験と同じ問題を解いて苦手分野を確認
という感じで併用するのがおススメです。
乙4の試験は全分野平均6割以上で合格ですから、法令は6問、物理は4問、性質は4問まで間違えても大丈夫です。
そして、高難易度の問題は各分野2問くらいは出題されますから、残りの分かる問題を拾えるようにすれば自然と合格ラインに近付きます。
たとえば、危険物の法令上の分類分けや指定数量、引火点なんかは語呂合わせで暗記できますし、それに関連して覚えられる部分も多少なりともあります。
国家資格であるので難易度はそれなりにありますが、1ヵ月前から隙間時間にテキストを読んだり動画を見たりすれば、休みの日や時間の取れる日に問題集を解くだけでもグッと合格に近付く事ができるかと思います。
試験時間は2時間あるのですが、結構、他の受験者はどんどん途中退室していきます。
が、あんまり気にする必要はありません。
合格ラインは各分野6割以上と決まっているので、他の受験者が何点取っていようが合格ラインが動く事はありません。
極端な話、周りの正答率が10割で自分が6割だけしか正解していない場合でも、難なく合格判定を貰えます。
なので、本試験の時には問題集に集中して、尚且つ最初の10分間は問題集の空白ページに語呂合わせをひたすら書くくらいで良いです。
むしろ、指定数量や引火点、保安距離、消火設備関係の事はとにかく書いておくべきです。
それだけでも解ける問題は増えますし、後半の性質分野で分からない問題があった時に解答するきっかけになる可能性があります。
全問解き終えたら、2周くらい自己採点して確実に正解しているであろう問題のマークシートの確認と、確実に間違っているであろう問題の炙り出しを行います。
ここで確実に正解しているであろう問題が各分野6割以上になるまで考えますし、試験時間終了ギリギリまで何度もテキストを見返して、これ以上解答できる問題が無い状態まで考えます。
分からなくても5肢択一式なので、2割の確率で正解します。
案外、何とかなるもんです。
参考にしたYoutubeチャンネル
語呂合わせの参考にしたい時に。
危険物乙種の他の分類についても解説動画をあげていらっしゃるので、他の分類にも手を出したい時に参考になります。
こちらも語呂合わせの参考に。
法令やら物理やらを1本の動画にまとめているので、ながら聞きしたい時に。
ボイスボックスのずんだもん。
1.25倍速で時間があれば聞いていました。
1動画当たり長くても6分程度なので、聞きたい分野を繰り返し聞けます。
20分近い動画だと、後から見返す時にどのあたりだったか探す事から始めて、そこに頭を使ってしまい、試験勉強よりもそちらに意識を持って行かれるので細かく動画分けされているこのチャンネルはありがたい存在です。
レッツ合格⤴!
ひとまず、今回はこんな感じで。
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