突然の話になりますが、和服を普段着や部屋着にする事を趣味にしております。
そうなると問題になるのが、収納する前に湿気を飛ばす陰げ干し作業の時、どうやってハンガーに掛けるか。
無論、型崩れや肩部分の生地の内側の痛みを気にしなければ普通のプラスチックハンガーで良いのですが、できたらちゃんとした着物用ハンガーを使いたい。
でも、着物用ハンガーは呉服店や大きめのデパートの着物コーナー、通販などでの取り扱いがメインで、なかなか買いづらいし、値段も高い。
じゃあ、適当な物で代用しよう、と思って目に付いたのがこちら。
ダイソーさんのバスタオル用ハンガーです。
本体が延長できて、しかも取っ手部分もスライドするので、幅の広いバスタオルも干しやすい。
このハンガーをS字フックなどでハンガーレールに吊り下げてみる。
右側にあるのはAmazonで購入した、着物用のハンガーです。
左右に伸びて、帯掛けも付いている。
着物用ハンガーに掛けてみると、このような感じ。
袖の先までしっかり伸ばせて、見た目にも良い。
それで、バスタオル用ハンガーに着物を掛けた感じがこちら。
袖先までは伸ばせないけれど、肩部分はちゃんと支えられているし、本体が丸みを帯びているので縫い糸が引っ掛かったり、生地が傷むという事も少なそう。
手持ちの中で比較的重い袷を掛けてみたのですが、ハンガー本体にたわみが生まれえる事もなく、しっかりと干せています。
恐らく構造的に一番荷重が掛かるであろう取っ手部分。
パッと見は変化がなく、十分実用に耐えてくれる。
もし壊れてもどこにでもあるダイソーで売っていて、しかも110円なので買い替えは容易。
ついでに羽織もセットで掛けてみるテスト。
こちらも取っ手部分にたわみや歪みなどもなく、ちゃんとハンガーとしての役割を果たしてくれます。
実際に使用するとすれば、着物と帯で1セット、羽織と襦袢で1セットの合計2セットとなるでしょう。
なので、S字フックは2個入りの物を1つ、バスタオル用ハンガーは2つ購入してあります。
掛かった費用は、
・アルミツイストS字フック(2個入、耐荷重3kg)×1
・バスタオル用ハンガー×2
で合計330円。
Amazonの着物用ハンガーが帯掛け付きの物で1つ1,000円。
折り畳み式の簡易的なものでは、安い物で1つ300円で売られています。
折り畳み式の物ですと帯掛けが付いていませんが、バスタオル用ハンガーなら帯も掛ける事ができます。
ハンガーにはこだわりが無く、とにかく着物を一晩陰げ干しできれば良い、という目的であるならば、半分の価格である事だし、ダイソーのフックとバスタオル用ハンガーの組み合わせも有用であると思います。
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