【レビュー的な】ムーンライトテント/旧3型

ギアレビュー

設営

 WAQのキャリーカートと布リュックに乗せられるだけの荷物でデイキャンプ。
 今回はメタルラックに眠っているムーンライトテントを久々に設営していきます。
 勿体ないと思ってばかりで使わないのも道具に悪いので、外の空気に触れさせてあげようと思います。

 地面にグランドシートを広げて、その上にフレームやインナー、フライシートを並べます。
 このグランドシート、表裏はどちらがどちらの面なのか結構迷います。
 一面が銀色の方を表にすれば耐久性が良くなりそうだし、グランドシートのピンを使ってフレームを立てる時は緑色の方を表にしないと収まりが悪くなります。
 なので、その場その時で表裏を使い分けるのが妥当でしょう。

 グランドシートとインナーテントの両方を、フレームと合わせて固定しようとするのは無理です。
 そもそも、グランドシートの大きさがインナーテントの床面積よりも1周り以上小さいので、グランドシートの面積に合わせてポールを設営するとインナーテントがダボダボになってしまいます。
 クロノスドームや最近のテントの設営に慣れていると、ここで若干戸惑います。

 無事に設営終了。
 グランドシートを見れば分かる通り、インナーテントよりも小さい。

 前後の出入り口を完全にオープンにして、風通しを良くします。
 今回は猪苗代湖の秋山浜でデイキャンプをしているので、湖から吹き付ける風でテントが歪まないようにしなければなりません。
 ついでに、テントの中の湿気や埃などを、時折吹く強風で攫ってもらいます。

 少しインナーテントの床にべた付きがあるので、それを改善する為に何かしら対策を立てなければなりません。
 加水分解によってシームテープや生地が劣化しているようなのですが、加水分解が起こってしまったら元通りに戻すのは不可能との事です。
 ですので、まだ症状の軽い内に対策を考えて、少しでも長くテントを使えるようにしなければいけません。

 とりあえず、今日はシェラカップ豚しゃぶを食べて帰りました。
 出汁の代わりにコンソメキューブを使って、焼き肉のタレをコンソメスープで割った物をポン酢代わりにしました。

シリコンスプレー

 別日、夏井川渓谷キャンプ場にて。

 パパッと設営して、両サイドの扉を全開にします。

 ネットで色々調べて、加水分解の初期段階ならシリコンスプレーの噴霧で誤魔化す事ができるという事で、自転車・自動車コーナーにあるこのスプレーを調達してきました。
 インナーテントの床や、フライシートの裏側、ファスナー部分に噴射してキッチンタオルで伸ばし広げます。
 特にシームテープの所は重点的に。

 一通り噴射して軽く乾燥させたら、中に荷物を入れて今日のお昼を食べます。

 中で横になってみると、今まで使っていたクロノスドーム2よりも格段に広々としています。
 形状の違いはあれど、2人用と3人用のテントでは実際の広さはかなり違う。
 設営はクロノスドームの方が楽だけれど、慣れれば同じような時間で設営を終わらせられそうです。
 コットやテントの中で使うテーブルなども入れやすそうだし、焚き火しないキャンプや、間にタープや陣幕を挟んで火の粉対策のできる場合は、ムーンライトテントを使用しても良いかも知れません。

おにぎりと鮪

 柵のマグロをナイフで切ります。
 特に生魚用と言う訳ではないけれど、サクサク刃が入っていって、気持ち良いくらいに簡単に切り分けられました。

 グリルプレートでマグロを焼くが、仕上がりは微妙。
 やはり、油の少ない肉系はプレートにくっ付くし、牛や豚の肉に比べて脆いので鉄板で焼くのには向いていません。
 アルミのクッカーや、バーナーで炙るのが丁度良いですね。

 結局、大きく切り分けた切り身を、塩おにぎりご飯の上に乗せて簡単なマグロ丼に。
 調味料は醤油のみ。
 小型のスプレー式の醤油ボトルは、醬油を使いすぎる事もなく、満遍なくかける事ができるんで便利です。

 男前グリルプレートはしっかりとステンレス金タワシで焦げをそぎ落として、オリーブオイルでシーズニング。
 毎回ちゃんと手入れをしておけば、保管環境によっては数か月以上放置しても僅かな赤錆が浮かぶだけで、久しぶりに使う時でも事前のシーズニングは必要無くなります。
 スキレットや平らな鉄板なんかとローテーションして短いスパンで使ってあげるのが一番の手入れなのですが、最近忙しくて中々デイキャンプも行う事ができませんが、結構問題なく鉄板類は使用できています。

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