フォアウィングのアルミダッチオーブンは持っていたけれど、このタイプのCB缶バーナーは持っていなかったので、買っちった。
箱は結構大きめ。
横30cm、縦15cm、奥行き10cmくらいの化粧箱です。
Amazonだと大体9,000円なので、半値以下でワゴンの中にありました。
開封&組立
中身は、本体と遮熱版。
説明書と、キャンプ料理の簡単なレシピが入っていました。
組立した時にガスの点火スイッチになる面には、保護用のゴムカバーがセットしてあります。
ゴムカバーを外して組立するのですが、取り外したカバーを収納したり取り付けて保管しておけたりするギミックがないのはちょっと残念。
底部には通気孔と遮熱版の取り付け用兼本体側のスタンドがあります。
スタンドの半ばにある凹みに、折り畳んだままの遮熱板をスライドさせて嵌め込む。
特にストッパーなどはなく、遮熱版の緩くカーブした形状がフィットする感じなので、保持力はまあまあ。
振り回したら飛んでいきそうだけれど、バーナーをそんな風に扱うような事はないので無用の心配だと思いたい。
ただ、スタッキングする時にうまく収納しないと、遮熱版が曲がったり他の物を板の縁で引っ掻いたりして、傷付く事がありそうです。
本体の中にはバーナー部分が収納してあります。
バーナー部分は本体にヒンジで固定されており、手前側に90度引き出しす事で、ガスの点火スイッチが側面の穴に嵌ります。
スライドして引き出して、五徳とスタンドを展開した姿。
テーブルの上が凸凹していると、家庭用カセットコンロよりも影響は出やすそう。
その代わり、テーブルとの接点が少ないので、置き場所を工夫したり厚手のクロスを敷いたりすれば、凹凸のある面でも安定感は出せそうです。
遮熱版はステンレス製。
この大きさであれば、バーナーの熱の他、吹きこぼしの汚れからもテーブルをある程度保護できそうです。
バーナーヘッドも大きい作りなので、掃除はしやすそう。
カセットガスの取り付けはマグネット式。
嵌め込んで、半回転させてロックさせる形式ではないのでちょっと取り付け感に不安があるものの、ピッタリくっ付くので問題はなさそう。
外す時は逆方向に引っ張るだけなので、ガスボンベの着脱はかなり簡単。
使用感
立ち上る炎の形はこんな感じに。
点火装置がガス噴射口の上にあるので、その部分だけ不完全燃焼が起きて赤色の炎になっています。
点火装置は結構デリケートで、数回点火した後に再度点火しようとした際、うまく火花が出ずに着火できない事が多数ありました。
同じフォアウィングのアルミダッチオーブンは、底部の溝がピタッと嵌まってズレが起こりません。
SOTOのSOD-331だと五徳が3本だけだったので、スープをかき混ぜるだけでもダッチオーブンのズレが起こりました。
こちらであれば、蓋を使った焼き物をしていても安定して調理ができそうです。
五徳の幅が広いので、一般的なシェラカップだとバーナーヘッドの上に落ちてしまいます。
バーナーパッドを使用しなければ、マグカップなどは乗せる事ができないでしょう。
個人的には、
・大きさと重さがソロ用バーナーに比べて大きく、重い
・点火装置の動作に多少の不安がある
ので、自宅での固定用カセットバーナーとして使用しようと思います。
外に持ち出すのは、オートキャンプでもソロだとちょっと躊躇う。
このくらいの大きさのバーナーを持ち出すなら、焚き火調理の方が複数の調理器具を同時に加熱できて色々と便利です。
CB缶が燃料なので、コストが低いのも良い点。
OD缶を日常使いしようとすると、金銭面や詰め替え器具を使うならその手間も掛かるので、思ったよりもストレスがかかります。
一応、イワタニの純正ガス缶を使用するように説明書には書いてありますが、JIS規格に則ってあればどのメーカーのガス缶でも使用は可能です。
ただし、自己責任となりますが。
安定感自体はあるので、重い鉄製ダッチオーブンや底の広いフライパンなど、ソロ用ストーブでは使いにくい調理器具を積極的に使用できそうです。
火力も申し分なく、底面に当たる炎の面積も広いので、見た目やスペック以上に加熱性能は良い感じ。
一般的な家庭用カセットコンロに比べて、メンテナンス性や収納性が高いのも良い点です。
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