開封
シンプルに包装されています。
素材は本体部分がアルミ、バネ部分がステンレス。
焚き火台は軽量でコンパクトなベルモントのtabiを使っているのに、火バサミがそれ以上に重くて大きいというのは矛盾しているのではないか、と思い購入しました。
今まで使っていたテオゴニアのファイアープレイストングとの比較。
ファイアープレイストングの42cmに対して、ULhibasamiは33cm。
持ち手の部分を考えると、拳1つ分程度はULhibasamiの方が火に近い位置を持つ事になります。
その代わり重さはULhibasamiが約70gと超軽量。
ファイアープレイストングの約420gと比較して、6分の1の重さとなっています。
実際に持ってみると、スマートフォンよりも軽い。
普段使っているiPhone13miniが本体だけで140gありますから、かなりの軽量トングだという事が分かります。
テオゴニアのファイアープレイストングは先端部分が平たい為に小枝や焚き火台から落ちた炭を拾いやすい利点がありますが、本体重量が重い為、長時間使用していると開閉する際に指が痛くなりました。
中指と人差し指を使って持ち手を開くのですが、それがなかなか負担になっているのです。
ベルモントのULhibasamiは一般的な火バサミの形状をしていますから、使い勝手もそれに準じます。
ただし、素材と形状の面で性能は上だと言えるでしょう。
ワニ口のような先端部分。
ここにクッカーの持ち手や焼き網などを引っ掛けて持ち上げる事ができます。
閉じる際にはよく先端がズレますが、実際に気になる事は少ないでしょう。
使用する時は何かを挟んでいるか、開いたまま置いてあるかですし、収納する時に使いゴムを付ける時にもこうして互い違いに嚙合わせがズレた方が取り付けやすいでしょう。
使用感
ホームセンターで売っている薪を挟んでみます。
しっかりとホールドされていて、簡単に落とす事はないでしょう。
太い薪がないので、さっきの薪と同じような太さの薪を3本、互い違いに重ねて挟んでみます。
先端の歯がしっかりと薪を捉えて、左右に振ったり回転させたりしても落ちる事はありません。
コの字型に形成された本体が、より剛性を高めているようです。
欠点としては、アルミの熱伝導率の高さ故に、焚き火の近くに置いておくと本体がかなり熱くなります。
画像の距離でも本体はそれなりに熱を持ってしまいます。
もう1つの欠点として、火と手の距離が近い、という事があります。
全長が33cmあるのですが、バネの部分や持つ位置を考慮すると、手元から薪を挟む位置までの距離は15cm程度しかありません。
グローブを着用していなければ、爆ぜた薪や不意の突風で大きくなった火で指を火傷する危険があります。
約2時間焚き火で使用しましたが、特に変形する事はありません。
もっとも、実際に火に当てている時間は遥かに短く、のべ20分も無かったはずです。
アルミの融点は約660度だと化粧箱にも書いてありますから、長時間燃え盛る焚き火の中に入れてしまえば変形する、溶けるといった事態になるでしょう。
そういった事態は稀ですが、うっかり無理させないように気を付けたいものです。
開封の頁でも書いた通り、その軽さは驚異的。
ZENCampsの火吹き棒とアッシュキャリーのMサイズ、CARBABYの焚き火シートの50×50cmと合わせて収納ケースに入れても、約756g。
大きさは縦が約33cm、横が約15cmとコンパクト。
この重さとサイズに、火吹き棒、アッシュキャリー、焚き火シート、そして火バサミがまとまっているのは本当に嬉しい。
焚き火台もベルモントのtabiですし、かなりの軽量化・コンパクト化に成功しています。
アフィリエイト
バックパックやバッグのちょっとした隙間や、他の焚き火ギアのケースにスッと入る便利な火バサミです。
焚き火に手が近付く事、焚き火の近くに置いておくと本体が熱くなる事に注意して使えば、ソロキャンプでの使い勝手はかなり良いと思います。
同型のアルミやステンレス製の火バサミに比べて値段は張りますが、軽さと収納性においては値段以上の価値が見い出せます。
コメント