【キャンプ場紹介】緑とのふれあいの森公園(一般キャンプ場)

キャンプ

 簡単に、という形ではありますが「1泊してみてどうだったのか」をまとめて置きます。
 福島県小野町公式サイト↓

緑とのふれあいの森公園 - 小野町ホームページ

キャンプサイト

 赤枠の位置が大体の駐車場になります。
 明確に駐車場が仕切られている訳ではありませんが、画像のカヌーの所に駐車場を示すマークがありますから、ひとまずそこに駐車すると良いかと思います。
 他にも管理棟の前に幅の広い砂利道がありますから、他の車の邪魔にならないように斜めに駐車すると良いと思います。

 青枠の位置が一般キャンプサイトになります。
 サイトの中央に木が4本立っていますが、それがサイトの境目の目印となっています。
 他にも段差が設けられており、実際に見てみればサイトの境目は分かりやすいと思います。

 料金は小野町民であれば、税込み1,650円です。
 公式パンフレットにある通り、小野町民以外は50%の割り増し料金となりますから、町外から宿泊する場合は約2,500円となります。
 公式ページのパンプレットでは一般キャンプ場使用料は1区画1,000円となっていますが、何かしらの事情で5割値上がりしたのでしょうか。
 それでも、他のキャンプ場に比べて割安だと言えます。

 4/30の夜に引っ張り出した、以前発行された紙の領収書。今回(2023/4/29-30日一般キャンプ場宿泊分)は発行されなかった。

 5年前の平成30年、西暦2018年の時にデイキャンプした際に発行された領収書です。
 ちょうどゆるキャン△の影響で、ソロキャンプを始めた時期でした。
 この時点でも公式ページに掲載されているパンフレットとの値段の差異があります。

※以下、5月8日追記。

 上の画像は、5月に改めて訪問した際に見せていただいた料金表になります。
 料金は税込みで、
・オートキャンプ 宿泊:4,500円 デイキャンプ:1,650円
・一般キャンプ  宿泊:1,650円 デイキャンプ:550円
・薪 1カゴ1,650円
 となっています。
 多少値上がりしまして、オートキャンプサイトは他のキャンプ場と同じ、一般キャンプサイトは割と安めの価格設定になっています。
薪はどの程度の量か不明なので、改めて注文してみたいと思います。
※以上追記終わり

 紫色の枠の位置には、男女のトイレがあります。
 中はよく掃除されていて石鹸と消毒液も完備、管理棟の中からも利用できます。
 換気扇と照明のスイッチは管理棟側のドア付近にあります。

 緑枠の位置には炊事場があります。
 水道水は飲用可能で、洗剤やスポンジが備え付けであります。
 給湯器は故障中との注意書きが貼ってあります。

 水道の反対側にはガスコンロやオーブンが設置されています。
 ガス代を支払えば使用できるものと思われます。

 他には管理棟内に温水シャワーや休憩室などが誂えてあります。

良い所

・景色が良い
 山中にある通り、南方向の見晴らしがよく、景色が良いです。
 山道には桜並木があり、管理棟の近くにも桜の木が植えられていて、4月初旬から中旬にかけては桜の散る様子が見られる事でしょう。
 また、付近を流れる阿武隈川にも夏井の千本桜が植えられていますし、小野町内の運動公園にも桜やツツジが植えられています。
 他にもこれからの時期なら水を張った田園、秋には黄金色の秋穂が見られる事でしょう。

・サイトと駐車場が近い
 一般キャンプ場でも、3台くらいならサイト側の駐車場に駐車できます。
 車のサイドドアから人や荷物の乗り降りを考えると、余裕を見て2台くらいになるでしょうか。
 管理棟の前に駐車する事になっても、サイトまで10メートル程度ですから、勿論持ち物に因りますが、荷物の運搬はそれほど苦労しないでしょう。

・炊事場がかなり広く使える
 写真の通り、炊事場はシンク含めてかなり広く、その場で簡単な調理ができるくらいのスペースはあります。
 併設されたテーブルとベンチで食事もできますから、テントやテープに寝具一式があれば、テーブル類を持ち込まなくても十分キャンプできます。
 それに、木のテーブルにランタンの組み合わせはかなり雰囲気が出るかと思います。

・スーパーやホームセンターなどが近い
 車で10分程度に位置にスーパーマーケットやホームセンター、ドラッグストアがあります。
 足りない食材や忘れた道具をすぐに調達できます。
 どの店舗も夜9時までは開いています。
 また、同じ程度の距離にコンビニがありますから、大体何とかなると思います。

・柴犬がいる
 管理棟には、成犬の柴犬が飼われています。
 名前はヤマトくんだそうです。
 ただし、人間を噛む事もあると管理人さんが言っていましたから、くれぐれも注意が必要です。
 柴犬がいるお陰で、タヌキやイタチなどの生ごみを狙う野生動物が寄り付きにくい……、かも?

・価格
 近くにある「ACNあぶくまキャンプランド」に比べて、少し安いかな、という感じ。
 ハイシーズンになると大体半額近い価格で利用できます。

・比較的混雑しにくそう
 連休前の平日という事もあったでしょうが、結構空いている印象でした。
 連休中の宿泊具合は分かりませんが、平日にふらっと訪問しても空きサイトはありそうです。

いまいちな所

・サイトが手狭
 一般サイトの広さは大体4×4メートル。
 なので、ムササビウイングを張るには若干狭く感じますし、私の普段行うソロキャンプのスタイルだと1区画では足りないかも知れません。
 テント泊する場合でも、焚き火するとテントの穴が空きそうで少し怖いかな、近くに設営したキャンパーさんのテントに火の粉が飛んでいかないかな、と不安になるかもしれません。
 また、ファミリーキャンプで使うような大きめのテントだと結構サイトギリギリまで張網を伸ばす必要があり、サイトの配置的に隣同士の隙間がほとんどないので、奥のサイトに設営するとサイトの間を通る際に気を付けなければならない場合があります。
 一応、管理者側では5組までしか予約を受け付けていないらしく、隣同士でテントを設営するようなパターンは少ないようです。

・虫が多い
 山中のキャンプサイトなので当然なのですが、虫がわんさか出ます。
 小さな羽虫からアブ、ブヨ、これからの季節ならハチもやって来るでしょうから、蚊取り線香の他に森林香や虫除けの類は必須です。
 アリやクモもテントの中に入り込みます。
 1センチ越えのアリが昼間はうろちょろしていましたから、苦手な人は本当に注意が必要です。
 それに、撤収する時にギアの隙間に虫が入り込んでいないか、よく確かめたから少しずつ撤収した方が良いと思いました。

・朝の時間帯に騒音を感じる
 連休前に宿泊したのですが、朝6時30分頃から管理棟で掃除機をかける音が聞こえてきました。
 また、7時から8時の間にはドラムを8ビートで叩く音が響いていました。
 ツーバスや音楽に合わせての練習ではなかったので、そこは多少マシでした。
 恐らくゴールデンウィークに宿泊客の予約などが入っていてその準備かと思われますが、早朝から掃除機の音が聞こえるのはまだしも、ドラムを叩く音には少し疑問符を浮かべました。
 他のキャンパーの出す薪を割る音やBGMとして流す音楽であればそういう雰囲気だと楽しめますが、明らかな人工音が聞こえるのはちょっと……、という感じです。
 街中のキャンプ場に泊まった際に四六時中自動車の走行音などが聞こえる事がありましたが、それらは土地柄だと承知していましたが、山の中でこれはどうかなぁ、という感想でした。
 その代わり、管理棟からそういった音が聞こえる場合、遠慮なく早朝焚き火をしても大丈夫だと思います。

・イベント勧誘の圧がちょっと強い
 私が利用したサイトは、地図上だと最も左上のサイトで、トイレや炊事場に近い位置です。
 予約なしの飛び込みでチェックインしたのですが、その際に翌日のイベントの勧誘がありました。
 翌朝にも、一般サイトを管理人さんが横切って山菜を取っていて、再度イベントの勧誘がありましたが、残念ながら私はキャンプ目的で来ていて道具などの準備はしていませんでした。
 チェックアウト時にお断りして退出しましたが、キャンプしに来たのに施設のイベントに参加して欲しいという文句を前面に出されると困ってしまいますし、チェックアウト後に予定がある場合は尚更です。
 何も知らずにキャンプしに来たのだから、キャンプだけさせて欲しい物です。
 翌日なんかやってるな、ちょっと覗いてみようかな、くらいの心持ちくらいが私は気楽で良いです。

終わりに

 総合的に見て、リピートするかと言われれば、宿泊に関してはうーん……、という感じです。
 価格は安いし、混雑するような事も少ないとは思いますが、朝に管理棟から聞こえる音がちょっと不満。
 夜中に聞こえる宴会の声なんかは野生動物避けになるだろうから気にしないのですが、早朝の掃除機の音は気になりました。
 無料の為よく行く夏井川渓谷キャンプ場や秋山浜キャンプ場に比べて良い点は、昼夜問わず人がいるから不測の事態でも不安が少ない事、温水シャワーがある事、炊事場やトイレが綺麗な事、スーパーやホームセンターが近い事。
 ただ、やっぱり朝の騒音には不満を感じたし、独りの時間を求めてソロキャンプをしているのに管理人さんから挨拶以上のコミュニケーションを取られると少し困りました。
 ここを利用するなら先に出した無料の2カ所、もしくは有料なら少し遠出して遠野オートキャンプ場(ドコモの電波が入りにくい、というか厳しい)か、もっと遠出して大洗キャンプ場にでも行くかなぁ、という印象。
 無論、交通費もかかりますし、料金も高くなる場合がありますが、やっぱりキャンプ専用のキャンプ場というのは少し違います。

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