夏の登山やハイキング、ウォーキング、屋外作業では、暑さだけでなく直射日光による体力消耗や日焼けも気になるところです。
そんな夏の屋外活動で役立ちそうなアイテムとして、今回購入してみたのがmont-bellの「ステンレスメッシュ フルシェード」と「WIC.UVテクト トレッキング グローブ」になります。
どちらも軽量な製品で日光を防ぐ製品ですが、厳密には目的が異なります。
フルシェードは太陽光を反射して顔や首まわりへの直射日光を抑えるモバイル日除け。
一方、トレッキンググローブは紫外線対策と手の保護を両立する手袋。
今回は、それぞれの特徴や実際の評判を確認しながら、日常生活やアウトドアでどの程度使いやすいのかを、個人的に考えてみようと思います。。

今回はmont-bellストアにて購入。
本当はフルシェードだけを買おうと思ったのですが、隣にトレッキンググローブも陳列してあったので衝動的に購入してしまいました。
ステンレスメッシュ フルシェード

ステンレスメッシュ フルシェードは、キャップやハットに取り付けて使用する日除けになります。
価格は2,200円(税込)、平均重量はわずか24g。

54~60cmのフリーサイズで、大体の帽子類に取り付け可能。
顔から後頭部までを覆うタイプになっています。

表側から見た透過率は、大雑把にこんな感じ。
日光の下では、メッシュの中はほぼ見えないと思います。
最大の特徴は、ポリエステルメッシュにステンレス・スパッタリング加工を施している事になります。
太陽光を反射することで遮光性を高めながら、メッシュ構造によって通気性も確保。
普通の布製シェードとは少し考え方が異なり、「太陽光を遮るために厚い布を使う」のではなく、「光を反射しながら風を通す」という用途の商品になります。
日傘的な使い方ではない、という事です。
日差しの防御は帽子に任せて、それで防げない日差しを軽減するようなイメージになります。
実際にモンベルも、強い日差しの時期のトレッキングや野外活動での使用を想定しているようです。

内側から見ると、比較的透過率は良いです。
色が薄めのサングラスくらいの暗さになるでしょうか。
顔の前面から首の後ろまで満遍なくカバーでき、日焼け止めの塗り忘れの起こる耳や目元もカバーしてくれます。
バラクラバみたいに首元から頭頂部まで布地で覆うタイプではないので、首元が緩やかで呼吸も楽にできます。
首元への締め付けが苦手な方は、一度試してみると良いと思います。
しかし、フルメッシュシェードはUVカット製品ではありません。
あくまでも、日光を軽減して、熱や眩しさを防ぐ為のアイテムになります。
本格的な紫外線ケアについては、日焼け止めやUVカットウェアに一歩劣ります。
また、登山やハイキングなどのアウトドアや農作業などの屋外作業では、装備品や作業着の一部として馴染みますが、日常での買い物や街歩きではフルフェイスヘルメットのような見た目になるので風景や人波から格好が浮いてしまいます。
あくまでも機能性は抜群であるが、見た目はトレードオフで低下してしまう、という事は念頭に置いておく必要があります。
それで、メリットとデメリットを考えてみると、以下の3点づつになるでしょう。
メリット
① 24gという圧倒的な軽さ
帽子に追加するアイテムとして24gはかなり軽い部類です。
長時間装着する登山やウォーキングでも負担になりにくく、折り畳めばポケットやリュックの隙間に押し込むことが可能です。
② 通気性と遮光性を両立している
ステンレス・スパッタリング加工によって太陽光を反射し、メッシュ構造の生地によって風を通して湿気を防ぐ事が可能。
夏の屋外での、日除け対策をすると色々と着込むことになってしまい、かえって暑くなってしまう、という問題を抑えやすいでしょう。
③ 顔から首・後頭部までカバーできる
普通のキャップでは、顔や頭頂部は守れても首の後ろまではカバーしにくい。
フルシェードなら、この弱点を補えます。
シェードの縦の長さは十分あるので、胸元のボタンを開けていてもカバーしてくれます。
デメリット
① UVカット製品ではない
最大の注意点になります。
遮光性能とUVカット性能は同じではなく、紫外線は隙間から侵入してきます。
あくまでも直射日光を和らげるという目的での使用になります。
② 日常生活では目立ちやすい
アウトドアでは自然でも、街中ではかなり本格的な装備に見えてしまいます。
外側から見ると、顔が分からないので場合によっては不審者に間違われてしまうかもしれません。
③ 万能な暑さ対策ではない
直射日光を抑えることには強いが、速乾ウェアのように温度そのものを下げるわけではありません。
水分補給や休憩、冷感アイテムなどとの併用が前提になります。
WIC.UVテクト トレッキング グローブ

こちらは春・夏のトレッキングやハイキング向けに作られたグローブになります。
価格は3,300円(税込)、平均重量24g。
手の甲にはウィックロンUVテクトというUV対策用の生地、手のひらと指先には合成皮革を使用しています。
最大の特徴は、ウィックロンUVテクトによるUPF50+、紫外線遮へい率98%以上という紫外線対策性能になります。
さらに通気性・速乾性・制菌防臭性も備えていおり、長時間のトレッキングにも着用できるグローブになります。
手の甲側の生地だけがUVカット素材ですが、日常で日焼けする機会が多いのは手の甲側の肌になります。
そういった意味では、理にかなった構造でしょう。
しかし、トレッキンググローブとしては薄手なので、岩場や厳しい環境などでの使用には不安があります。
また、フィット感も指先が余り気味なので、着用感は他のトレッキンググローブと比べてそれなりという評価になります。
メリット
① UPF50+で紫外線対策が明確
紫外線遮へい率98%以上のUPF50+。
日焼け止めを塗っている状態とほぼ同じUVカット性能になります。
塗り直す手間を省けるので、アウトドアでの着用はあり。
② 軽量・通気性・速乾性を備えている
24gという軽さに加え、汗を処理しやすい素材なので、夏でも着用しやすい。
③ グリップと手の保護を兼ねられる
単なるUV手袋ではなく、手のひらと指先に合成皮革を使っているので、滑り止めにもなります。
トレッキングポールや荷物を持つときなどにも使いやすく、薄手とはいえ鋭い木の枝などに対して多少は保護の役割を持てます。
デメリット
① 薄手なので耐久性には限界がある
本格的な岩場や鎖場など、グローブへの負荷が大きい場所では専用の登山グローブが適しています。
そういった場所用のグローブを用意して使い分けるようにするのも、トレッキンググローブが荷物になりにくい軽さなので、ありでしょう。
② 防寒性能は期待できない
基本的には春・夏のトレッキングやハイキング向け。
冬の防寒用グローブとして使う製品ではありません。
③ UV対策だけなら割高に感じる可能性がある
3,300円なので、単純に「手の日焼けを防ぎたい」という目的だけなら、もっと安価なUV手袋も選択肢になります。
ただし、アウトドアでのグリップや手の保護まで考えれば、この価格にも意味はあります。
とりあえずmont-bellなので、安定した品質を期待できるのも安心できるポイント。
FoxFire コカゲシールドとの比較
去年の同じ時期に購入した、同じくUVカット素材を使用しているFoxFireのコカゲシールドグラブとの比較。


サイズはトレッキンググローブがM、コカゲシールドがS。
mont-bellのトレッキンググローブの方がサイズ表上では上ですが、実際のサイズとしては変わりません。

指先のスマホ対応生地は、トレッキンググローブの方が反応が良いです。
しかし、フィット感はコカゲシールドの方が良いので、ここはトントンといった感じ。
この2点を組み合わせる事で、長袖長ズボンに帽子装備でハイキングなどのアウトドアを行う際に、顔から首の日差し対策と手の甲のUV対策を同時に行えます。
どちらも重量24gと非常に軽量で荷物になりにくく、取り付けも簡単なので気軽に使用できます。
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