夏の暑さが非常に厳しいので、クールリングやネックファンなどの購入を検討していたのですが、なんだかハイテクそうな見た目で効果がありそうなソニーさんの製品を見つけたので、購入してみました。
数日使用してみた感想としては、値段は高価だけれど、確かに効果は高い、という感じです。
開封

ソニーといいアップルといい、シンプルな外箱。


内容物は、本体の他には長めの排熱用エアロパーツ、CtoCのUSBケーブル。
説明書や保証書の類です。
USBケーブルは片方がL字タイプなので、差し込み口の形状に合わせてあるようです。


側面位は、温度調整用のボタンと、電源ボタンがあります。
スマホ用アプリと接続する為には電源ボタンを2秒程度長押しして、ブルートゥースでリンクさせる必要があります。
わざわざ本体のボタンを手探りで探して温度調整するよりも、スマホアプリから設定する方が遥かに楽だし、アプリも専用の物なので機能も最小限で使いやすい。

USBタイプCケーブルを使用する充電端子の蓋は、結構硬めです。
付属品のようなL字タイプのケーブルを使用しないと、蓋と干渉して、ゴム部分の耐久性が不安になります。
防水パッキンなども付いていないので、防水性はありません。
防滴使用ではあるので多少の汗程度であれば大丈夫そうですが、雨天の中であったり余りにも多汗な環境であったりすると、故障する可能性があります。
肌につけて暑い時期に使用する器具なので、せめて簡易的な防水使用にはして欲しかったところ。

背面は大きな金属板があります。
熱伝導の方向を電気の力で操作かのうなペルチェ素子とかいう電子冷却機構が搭載されているので、コンプレッサーが内蔵されていなくても吸熱と排熱が行われ、金属板が冷えたり暖まったりするらしい。
ガンダムでいうところのナノラミネート装甲みたいな事をやっています。
金属板の熱を通電させたペルチェ素子で内部に送り、内蔵のファンで外部に送り出す事によって金属板の冷却が行われます。
けっこうひんやりします。
使用感

最高気温32度の日に、朝7時くらいから「やや強冷」と「強冷」の割合を半分づつで使用してみた場合の電池の減り方。
大体4分の3程度消費されているので、電池持ちはスペック表通りです。
服装は一般的なワイシャツ。
首元近くまでボタンを閉めなければならない職場なので排熱用エアロパーツの先が半ば隠れてしまう状態でしたが、排熱不調により本体の温度が上がりすぎて一時冷却不良になる、という事はありませんでした。
もしかしたら、完全にワイシャツの中に潜り込ませて生地越しにエアロパーツの口を密着させ、布越しの排熱させる方法もあるかもしれません。
冷却機能に関しては、夏の気温だと「やや強冷」以上でないと効果は体感できません。
また、歩いたり座ったりを繰り返すと装着位置がずれてしまうので、思ったより冷えないな、と思った時には装着位置を調整しなければならない事があります。
装着感もあまり良くない。
本体が微妙にカーブしているので、少し猫背気味に体を前に傾けないと金属板の密着が不十分になります。
もしくはうなじにピッタリ密着させるように装着する必要がありますが、そうするとズレやすくなります。
しばらく使用して、最適な位置を探る必要があります。
※2025年7月24日に購入して、1週間使用してみた感想
数日経った後から、同じ設定でも冷え方が良くなってきました。
初日はあんまり冷えない感じだったのが、首筋に冷えタオルを当てる感覚に変化しました。
ペルチェ素子にエージングがあるかは不明ですが、ある程度使用期間を設けないと十分な性能は発揮されないようです。
タグとケースも購入

ヨドバシポイントが貯まっていたので、せっかくなのでタグとケースも購入。
どちらもポイント返還率が1%だったので、全てポイントと引き換えに購入しました。

電池は入れられた状態で届くので、すぐに使用することができます。

側面にブルートゥース接続用のボタンが付いています。
クリップは本体と一体型なので、衣類に取り付ける時に折れてしまいそう。
別売りでケースがあるので、そちらを購入して装着させる予定です。


本体の他、エアロパーツや充電ケーブルなども収納できます。
カバンの中にしまっておくと、ネックバンドが歪んでしまうかもしれないので、何かしらのケースは用意しておいた方が良いと思います。
アフィリエイト
お値段は、本体が27,500円。
タグが3,850円。
ケースが3,300円。
他人におススメできるか、と言われれば、あんまりおススメできないかも。
抜群に冷えます、というような代物ではないので、本当に熱中症対策として検討するのであれば、同じだけの予算を使って小さめのクーラーボックスと保冷剤、○○度以下で自然凍結するネックリングを多数揃えた方が有効だと思います。
こちらの利点は目立たない事と、本体とモバイルバッテリーがあれば動作するので、荷物の量を節約できる事くらい。
しかし、本体が服の下に隠れるので、ネックバンド型で同じくペルチェ素子を使用しているネッククーラーよりは取り回ししやすい。
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