試験結果と振り返り
まずは結果ですが、無事70点以上得点して合格する事ができました。

形式はテストセンターでいつでも受験できるCBT形式の試験。
出題内容は仕訳問題を除いて、
第2問:株主資本等変動計算書
第3問:損益計算書
第4問(2):月次損益計算書
第5問:全部原価計算・直接原価計算
という内容でした。
今回の受験は2回目で、1回目の得点は47点で不合格でした。
第2問で満点が取れた事を含めて、商業簿記で80%以上の得点を取れた事が合格の大きな要因です。
代わりに工業簿記の得点率は約65%と少し心許ない結果となりました。
勉強期間としては、テキストの購入自体は昨年の8月。
勉強を開始したのが昨年の11月に入ってからなので、3ヶ月と少しで簿記2級に合格する事ができました。
勉強時間は記録していませんが、休みの日は予想問題集を3〜4回分行い、論点の解き方を確認。
仕事のある日は休み時間などにテキストをこまめに読んだり、パブロフ簿記アプリで仕訳練習をしたり。
そこまでカツカツに詰め込んで勉強はしませんでしたので、のべ勉強時間は大体220時間程度になるかと思います。
CBT試験は申し込みさえすればいつでも受験できるので、苦手論点をなくしてから申し込みしたり、逆に得意論点が出るまで何回も受験して回数の暴力で合格したり、個々人の考え方で異なる戦力を採用できます。
今回は第2問で優しい難易度の株主資本等変動計算書が出たので、かなり幸運でした。
使用したテキスト
メインで使用したテキストは、TAC社のスッキリ受かるシリーズを使用しtました。
本試験予想問題集は、合計で4周ほど。
試験直前の予想問題集の正答率は大体8割程度。
このテキストには、TAC社のホームページでCBTテストの模擬問題を受ける為のコードも付いています。
ただし、問題解説部分はかなりアッサリしていますので、他のテキストで問題の解き方を確認したりYoutubeなどで調べたりする事は必須となります。
合格する為の本試験問題集は、冒頭にある問題の解き方を参考にしました。
問題の方は少し解いてみただけとなりますが、本試験予想問題集と重なっている部分も多いので、解説を下の2冊で賄うのであれば、このテキストは不要だと思います。
工業簿記のテキストは、解説部分を読み、該当する部分の巻末部分の練習問題をひたすら繰り返しました。
おかげでCVP分析やシュラッター図関係の問題は、結構得意になりました。
商業簿記のテキストですが、こちらはほとんど読み込みませんでした。
予想問題集を繰り返し解く中で商業簿記の解き方は習得していきましたが、こちらも上手く活用すればもう少し安定して得点できたかと思われます。
他にも、パブロフ簿記のテキストを商業、工業の2冊揃えましたが、こちらはあまり読まず、著者のよせだあつこ先生のYoutubeチャンネルを時間のある時にながら見、運転中のラジオ代わりとして聴いていました。
その他
使用した電卓は、シャープのEL-G37。

「簿記検定の為に開発された電卓」と紹介されていたので、何も考えずにこの子にしました。
とりあえず多数の人が使用しているという事で、機能解説のブログやYoutube動画も沢山ありますので、使い方に困ったり機能の設定に迷ったりした時にも時間をかけずに解決する事ができます。
他、簿記の勉強でだいぶ役に立った物があります。

11インチのiPadの2台です。
本試験予想問題集はKindle版もありますし、解答用紙はTAC社のホームページからPDF形式でダウンロードする事ができます。
なので、片方のiPadで問題集を表示し、もう片方で解答用紙を表示。
問題を全て解き終えたら、正答率を集計して解答用紙を白紙の物に更新。
こうして、繰り返し問題集を何度も解いて、各論点の解き方を覚えていきました。
なので、ひたすら問題演習を繰り返すのであれば、
・iPadに限らずKindleの使えるタブレットを2台揃え、Kindle版予想問題集とPDFの解答用紙を使用する
・予想問題集を書店などで購入し、PDFの解答用紙をダウンロードしたタブレットを使用する
というのが、いちいち解答用紙を印刷したり、消しゴムなどで白紙に戻したりする手間が掛からずに済み、短期間で問題集を繰り返し解く事ができます。
初期投資は掛かってしまいますが、他の資格勉強をする際にもタブレット端末は役立ちますので、後々まで活躍するかと思います。
合わせて、気分の乗る音楽なんかもあると良いです。
実際、今回も試験会場に向かう途中にYoutubeで講義動画を聞き流ししていました。
けどまあ、やっぱりこういう曲を聴いて気分を乗せる事も大事だよねっていう。
Wasshoi!
参考にしたYoutubeチャンネル
・こん@簿記コーチ
問題の解き方よりも、
・こういう勉強方法が良い、悪い
・勉強時間の確保について
・電卓の使い方、練習方法
・試験直前の心構え
など、論点の解き方などよりも、精神的な部分でかなりの支えになりました。
・パブロフ簿記
先述の通り、時間のある時にテレビ代わりに、ラジオ代わりに流し見していました。
また、著者の方がリリースしているパブロフ簿記アプリ
スッキリの予想問題集で詰まった問題があれば、解き方の参考にも。
・ドロン研究所
ゆっくりボイスで大量の仕訳科目の分類や、多数の仕訳問題と解答の読み上げ動画があります。
簿記以外にも危険物などの資格試験用動画がありますので、またお世話になると思います。
・いのうYouTube簿記大学
過去問を使用しての大問を、実際の解答用紙を交えて解説してくれています。
テキストでは学べない部分の、
・どのように試験問題に、計算結果などを書き込めば良いのか
・タイムテーブルなどはどのように書けば良いのか
という応用部分を細かく確認できますので、統一試験を受験するのであれば大きく実力を伸ばすきっかけになるかと思われます。
CBT試験でもメモ用紙に思考や計算順序を記入する事で、間違った仕訳科目の選択や金額の桁数の間違えなどの凡ミスを減らす事ができますので、単なる問題解説動画以上の価値があります。
以後の予定としては、FP2級や宅建あたりを狙って行こうかと思います。
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